異星人の住む国

この日本という国には、日本人であることをみずから拒否している国籍不明の不思議な人間どもが住んでいる。連中はまず、君が代・日の丸というと過剰反応し、「天皇制反対!軍国主義反対!」を叫び、式典での国旗掲揚や国歌斉唱には断固拒否し、周りが起立しているのに、座ったままこぶしを振り上げて抗議の姿勢を示すという、きわめて奇異な行動をするのが特徴である。

自国の国歌や国旗を認めず、敬意を払わない人間が、平然と生きていけるような国がこの地球上のどこにあるか、と思ったらあったのである。しかもそこではそういった人間が、なんと、教師という職業に就いているというのだからもっと驚く。

普通の常識では考えられないようなことをする人間を「宇宙人みたいだ」というが、こういう連中はまさにそれで、もしかして本当に地球人を滅ぼしにきた異星人またはその末裔かもしれない。たまたま日本に不時着してはびこり、まず手始めにこの国を滅ぼすことにしたのだ。それはまず国民から日本人としてのアイデンティティーを奪い、精神的なよりどころを破壊することで、日本人であることを忘れさせようとしているのである。そのためには、人間としての基礎を根底から変えることのできる教育分野に食い込むことが手っ取り早い。

いつごろ飛来したかと言うと、おそらく戦後(1945)間もなくだと思われる。そいつらは教師になりすまして、おもに公立校にはいりこんだ。そして教職という職業を一般労働者と同じに考えて、共産党と組んで教職員組合という団体をつくり、そこで一般教師たちを洗脳し始めた。それは自分たちは労働者であって、その権利を守るために雇用側である校長、教頭、ひいては教育委員会、文部省などと徹底的に対決するのだ、という基本路線を敷いた。だから学校は教師という労働者の職場であって、何事もすべては教師の都合の良いように進められるようになった。かつては聖職といわれた教師であるが、もはやそのかけらもなく、一介の労働者としての権利主張に明け暮れるという事態になった。

その結果、ほんとうの教育者を志す、まともな人間は教師になることをやめてほかの職業に流れ、その代わりに「でもしか教師」といわれる一種の敗残者たちが教育現場を支配するようになる。そして、組合の掲げる反体制、反国家の路線に盲目的に追従(ついしょう)し、反抗的な姿勢を通して子供たちを洗脳して行く。

当然ながら学校は目に見えて荒廃し、学力低下や基本的な人間性に問題のある異星人化した多くの人間を輩出し、それらが現在の社会に大きな影響を及ぼしてきている。戦後60年たって異星人たちの目的はほぼ達成されたと思われる。このままいけば日本はさらに異星人率が高まり、完全に破滅の道をたどるだろう。それはいままでよりもっと速い速度で進むかもしれない。教育という一番大事なところを破壊されて、これを修復するのは並大抵ではない。100年以上はかかるだろう。

安倍新政権では教育の建て直しが柱になっているが、小手先細工ではなく、それこそ百年の計をもって真剣に道筋を作ってもらいたい。そのためには、どうしてこのようなことになったのか、その原因を正しく把握する必要がある。まずは、日本人であることを拒否しているような異星人化した者を教育現場から排除し、まともな地球人に教育現場を取り戻させることである。これをやらずにきれいごとを言っても、なんにもならない。君が代・日の丸問題の根底はこれである。

ところで異星人はどこから来たのか。どうも当時のアメリカが黒幕であったのではないかと勘ぐっている。戦前までの日本人の思想を根底から変えて、自国の言うとおりになるようにアメリカが仕向けたということだ。その思惑はある程度実現した。いまや日本は一番の親米国家である。しかし、いっぽうで異星人は反米集団もつくってしまった。皮肉なことに教育現場に尖兵として送り込んだ連中が、こともあろうに共産主義者と結託したのである。そして反日、反米というわけのわからない異星人に変化していまでも教育現場を跳梁跋扈しているのである。(2006.09.27)