諸行無常の理


今年はなにやら身の回りのモノが立て続けに壊れている。よく、こういうことは連鎖するというが、長年使っているうちに寿命が尽きて、それがたまたま同時期に重なったということなのかもしれない。ほとんどが毎日使っているもので、経年による劣化などで機能しなくなるのだ。そのサイクルが同期したのだろう。それは仕方のないことだ。
それにしてもこんなに次から次へとモノが壊れることはこれまでなかった。どんな具合か、というと・・・
・エアコン  老朽化により入れ換え
・Wi-Fiルーター 電源部故障で突然使用不能。買い替え
・シーリング照明 蛍光灯本体回路が突然破損。買い替え
・ガスグリル ガス不通で使用不能。いまのところ放置
・掃除機 電源入らず使用不能。買い替え   
・自転車 前輪が歪んだ。全く原因不明で自転車屋のオヤジさんも首をひねるばかり。前輪交換。
・PC 起動不能。ディスク破損。買い替え
・屋根 台風の強風により棟の一部が破損。修繕工事

このうち、エアコンは老朽化が進んだため計画的に入れ替えたのだが、そのほかのモノたちはいきなり壊れたのである。しかもほんの3か月あまりの間にである。ほとんどは買い替えや修理をすれば済むものだが、PCだけは買い替えただけでは済まない。プログラムやデータの復旧をしなければならない。幸い重要なファイルなどは外付けディスクにバックアップしておいたので助かったものの、大量の写真やら音楽、ビデオファイルはまだ内蔵ディスクに取り残されたままである。このディスクを専門の業者に持ち込んで救済してもらう必要があるのだ。しかし、どれくらい救えるかは持っていってみなければわからないので、ゆっくりやろうと構えていた。ところが、追い打ちをかけるようにまた難題が降りかかったのである。なんと!このホームページを公開しているGeocitiesが来年(2019)3月でサービスを終了するというのだ。ということは、別のレンタルサーバーを契約してデータの引っ越しをしなければならない。動作テストもやらなければならない。まだPCが原状復旧していないのに、まったく頭の痛いことである。
Geocitiesは15年近く利用してきているが、たくさんあった機能やサービスがだんだん縮小されて先細りになってきたのは感じていた。ひょっとすると危ないかも...と思っていた矢先のことである。
このようにどれも日常生活になくてはならないモノばかりか、とうとう住んでいる家にまで事象が及んできたことにはちょっといやな気がする。しかしよく考えると、これらはまさに諸行無常の理に則っているようにも思える。つまり、あらゆるものはいずれ滅びてゆくということである。
そうなると次はなんだろう。自分自身の生命かもしれない。そのときのために、そろそろ終活を真面目にやっておこうと考える今日この頃である。
(2018.10.12)