ハイドン(1732~1809)
弦楽四重奏曲第79番「ラールゴ」作品76の5

オーストリアの作曲家ハイドンは交響曲の形式を確立して交響曲の父とも呼ばれ、104番までの交響曲作品があります。また同様に弦楽四重奏曲についても形式の確立に貢献したことで知られています。そのため、80曲を超える弦楽四重奏曲を作曲しています。この第79番「ラールゴ」は6曲がセットになった作品76の5番目にあたり、ハイドンのもっとも円熟した時期の作品で、有名な「皇帝」、「ひばり」と表題がつけられた四重奏曲もこのセットに含まれています。
「ラールゴ(Largo)」とは楽曲を遅い速度で演奏するように指定する音楽用語で、これが指定されている第2楽章が美しい印象的な旋律であるため標題としてつけられたものとされています。そういえば、ラールゴはヘンデルの歌劇「クセルクセス」やドボルザークの交響曲「新世界」にもあって、いずれも非常に親しまれている名曲です。

本来はバイオリン2、ビオラ、チェロで演奏されますが、ここでは弦楽合奏(ストリングオーケストラ)用に作っています。(コントラバスを除く)
第1楽章 Allegretto
第2楽章 Largo Cantabile e mesto
第3楽章 Menuetto Allegro
第4楽章 Finale. Presto
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