7億人の情報共有 |
インターネットは全世界の共通の情報ネットワークとして根付き、いまや重要な社会インフラとなっている。全世界のインターネット人口は約7億人で対人口比は10%強である。そのうち上位15カ国で全体の70数%を占める。 日本では1992年にインターネットの商用サービスが開始されて以来10余年で利用者数は6700万人(モバイルを含む)となり、米国に次いで2番目である。 このインターネットの最大の特徴は、地球規模での情報共有である。あるゆる情報は瞬時に伝えられ、それにアクセスする人には全く同じレベルで公平に情報が伝達される。しかも双方向であることは情報の多様化とその利用を限りなく拡散させる。その意味ではこれまでになかった環境が出現したのである。 インターネットが一般に開放されて以来、全世界で社会生活やビジネスが大きく変化したが、いい事ばかりではなく、マイナスの現象も数多く発生している。 しかし、ここまで根付いたからにはもう後戻りはできない。現在インターネットの恩恵を受けているのは地球人口のわずか10%程度の人たちである。これから残った人たちがどんどん参入してくるなかで、われわれは先人として、どのようにインターネットをうまく使ってゆくのか考えておく責任がある。 |