ノイマン・アーキテクチャ

ノイマン型(von Neumann architecture) は、コンピュータの実装方式のひとつで、主記憶装置(メモリ)上に命令とデータを区別することなく格納し、データを命令として解釈実行する方式である。

アーキテクチャ

ノイマン型アーキテクチャの計算機は5つの部分からなる。

  1. 演算論理装置(ALU)
  2. 制御装置
  3. メモリ
  4. 入出力
  5. これらを接続するバス

 
実行

・制御装置はメモリから命令を読み込む。

・命令を解釈してALUに引き渡す。

・ALUは命令実行して、結果を返す。

・入出力命令であれば入出力にコントロールを渡す。

以上を繰り返す。(逐次処理)


プログラム内蔵方式

プログラム内蔵方式はメモリ上にプログラムを配置し、読み込んで実行する方式である。ただし、ノイマン型はこの一部であるが、同義ではない


プログラム内蔵方式以前の計算機では、プログラムは配線によって行われていたが、プログラム内蔵方式の計算機では、プログラムの変更は、記憶装置上に保存されている命令情報の書き換えに過ぎない。つまり、ハードウェアの改変をすることなくコンピュータにさまざまな機能をもたせることが可能となった。それは即ち、コンピュータは、ソフトウェアという概念なしには語れなくなったということでもある。