システム開発

企業の業務システムを開発する際には標準的なプロセスがあり、それにしたがって一定の期間をかけて開発が行われる。
ユーザーとITベンダとで役割は異なるがそれぞれが責任をもって共同で開発にあたる。

ユーザー側 ITベンダ側
要求定義・・・何をするのか(開発すべきシステムの目的、機能、性能など)を検討し、納期、予算、契約条件などを盛り込んで提案依頼書(RFP;Request For Proposal)にまとめる。 コンサルティング会社または、ITベンダ自身が支援することがある。
入札、または見積もり依頼 RFPに基づいた提案書、概算見積もり書
・・・どうやって実現するか、いくらかかるか、スケジュール(大日程)を提示する
提案書に基づいて評価、ベンダ決定 (仮契約)  
開発プロジェクトを両者で編成し体制、人員を明確にする
要求仕様書・・・ベンダ側はユーザー側からの具体的な要求に基づいて要求仕様書として作成する。この内容はあとあとの開発に大きな影響を及ぼすため、双方で内容を十分確認しあい、合意のうえ進めなければならない。この段階を開発部分と分けて契約し、通過すれば改めて開発段階の見積もりを提示して本契約とすることが多い。
ユーザーとしてベンダへの支援 基本設計(システム全体)
詳細設計(プログラム・モジュール別)
プログラム作成、単体テスト
結合テスト
インフラを含めた総合テスト
システムの運用訓練 支援
システム引渡し、本番開始
運用 保守、障害対応