巡礼始め  平成16年8月12日
第一番 金龍山浅草寺(きんりゅうざんせんそうじ)
経路 奥沢(目黒線、三田線、浅草線)→浅草
本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)。
ここで御朱印帳とガイドを購入。その場で御朱印帳に墨も黒々と達筆で書いてくれた。慣れているとはいえ、すごい!
順序が逆だがその足で観音様にお参り。浅草はいつものようににぎわっていたが、夏休み中とあって、子供づれや外国人が多かった。
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第二番 江北山清水寺(こうほくさんせいすいじ)
経路 徒歩
浅草から炎天下を歩くこと15分。暑い!
合羽橋の道具屋街を通っていくが、夏休み中の店が多く、いつものにぎわいはない。
清水寺は通りに面しているコンクリート造りの小さなお寺。小さいが歴史は古く、12世紀の創建とのこと。本堂で本尊千手観世音菩薩にお参り。
このあと、また浅草に戻り昼食をとって人形町に向かう。
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第三番 人形町大観音(にんぎょうちょうおおかんのん)
経路 浅草(浅草線)→人形町
人形町の交差点近く、階段を上がっていくと本堂の脇に「韋駄天尊」と「願いの地蔵尊」が祀ってある。本尊は「聖観音菩薩」。この日は本尊開扉日ではなかったのでガラス戸越しの参拝。
つぎは四番だが、五番が近いので小伝馬町に向かう。

第五番 新高野山大安楽寺(しんこうやさんだいあんらくじ)
経路 徒歩
本尊は弘法大師。札所本尊は十一面観世音菩薩。
3階建てのコンクリート造り。本堂正面には本尊の弘法大師と記した大ちょうちんが下がる。大通りから引っ込んだところにあるので、あまり目立たず、なんとなく陰気な感じがした。お寺の横にある十思公園は江戸の有名な伝馬町の牢獄の跡地とのこと。この公園には江戸時代最初の「時の鐘」で「石町(こくちょう)の時の鐘」で知られる鐘が保存されている。

第四番 諸宗山無縁寺回向院(しょしゅうざんむえんじえこういん)
経路 小伝馬町(日比谷線)→秋葉原(JR)→両国
三十三札所中、唯一隅田川を渡る。
本尊は阿弥陀如来。札所本尊は馬頭観音。
江戸明暦年間に起きた大火(振袖火事)の犠牲者十万八千人の供養のために創建された。その後もいろいろな災害の犠牲者をはじめ、水子や刑死者まで不幸な死を遂げた人たちの慰霊をしてきた。最近は犬猫の供養もしている。境内にある鼠小僧次郎吉の墓では、本来の墓石の前にもうひとつの石柱がたっていて、この角がやたらに削られている。これは、次郎吉が義賊として長い間捕まらなかった運の強さを信仰する風習があり、お守りとして墓石を欠いて持ち去ることが絶えなかったために、代わりの石柱を立てたという。ひょっとして、いまでも泥棒たちがこっそり削っていくのかもしれない。

第六番 東叡山清水観音堂(とうえいざんきよみずかんのんどう)
経路 両国(JR)→上野
本尊は千手観世音菩薩。
上野公園西郷隆盛の銅像近くにある。京都の清水寺と同じ舞台造りになっていて、小ぶりの舞台が張り出している。晴れやかで明るく気持ちがいい。舞台の前にはたくさんの桜の木があって、花見どきの眺めは格別と言われる。