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もう十数年もの間、元気に育っている我が家のドラセナが花をつけた。前回咲いたのは、たしか10年くらい前なので久々の快挙である。
ドラセナ(Draceana)はリュウゼツラン科の観葉植物で、”幸福の木”の名で売られている。花を咲かせることは難しいとされるが、環境条件が良かったのか、2度目の開花となった。今回初めて気がついたが、面白いことに昼間には開花せず、夕方6時ころになると、非常にかぐわしい香りとともに小さい花が一斉に開く。ユリよりも少し甘い香りで部屋中がいっぱいになる。しかし朝になるとふたたび閉じてしまうのである。なぜ夜にしか咲かないのだろう。夜行性の虫を誘うためだろうか?よくわからないが不思議な植物である。
幸福の木に花が咲いて、なにがしかのしあわせごとがあるかも、と期待するが、こんな珍しいことを観察して楽しめること自体がしあわせなのかもしれない。
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@てっぺんの茎が伸びてきて、若葉が出てきたように見える。
(2008.10.31撮影)
Aやがて長いつぼみとなって、花魁(おいらん)のかんざしみたいになる。樹液が滴となって出ている。(2008.11.06撮影)
B夕方6時ころに一斉につぼみが開いて花弁が大きく反り返り、長いめしべとおしべが現れる。これが翌朝にはCの状態に戻る。
(2008.11.08撮影) |
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A |
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B |
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C |
朝にはすっかり花弁が閉じてしまって、香りも消えた。
(2008.11.09撮影) |
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