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メンデルスゾーン(1809~1847)
交響曲第4番イ長調 作品90 「イタリア」 |
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メンデルスゾーンは生涯に17曲の交響曲を作ったとされますが、現在番号が振られているのは5曲で、そのほかは弦楽合奏のための作品や交響的カンタータなどを指しているようです。
この「イタリア交響曲」は第3番「スコットランド交響曲」とともにメンデルスゾーンの代表的な交響曲ですが、1830年にイタリアへの長い旅行の間に着想を得て作曲を開始したものの、どういうわけか1年余り中断し、2年半後の1833年5月にようやく完成して、ロンドンにおいて初演され、好評であったと伝えられています。しかし、メンデルスゾーン自身はそのできばえに満足ではなかったらしく、その後3回の改作を行っており、しかも3回目の改作のスコアはメンデルスゾーンの生前には公表されず、死後4年経った1851年に作品90として出版されたといわれます。このように着想から出版までに18年もの年月と紆余曲折を経ているわけで、はたしてメンデルスゾーンにとって会心作であったかどうかちょっと気になるところです。そうなると、よく言われるように、この曲が「明るい南国の太陽の輝くイタリアの印象を描いた傑作」という解説もメンデルスゾーンにとってはいささか面映ゆいかもしれません。
とはいっても、第1楽章の出だしのカッコ良さはやっぱりイタリアかな?と思うし、この音楽がメンデルスゾーンの交響曲を代表する名曲であることは相違ありません。
楽器編成:
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バスーン2、フレンチ・ホルン2、トランペット2、ティンパニーに弦楽五部。
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