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ベートーヴェン(1770~1828)
交響曲第6番ヘ長調 作品68 「田園」 |
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第5番「運命」と並ぶベートーヴェンの代表的交響曲。しかもこの2曲は同時期(1808年)に作られ、初演も同時に行われた双子のような交響曲です。したがって作品番号も67、68と連続しています。しかし、曲の性格はまったく異なり、第5番の緊張感と力強さに対して、第6番はのびやかで明るい雰囲気が全曲に流れています。こうした性格の違う交響曲を連続してほぼ同時に作るというのはべートーヴェンの得意とするところで、1812年の第7番(作品92)と第8番(同93)も同様です。
この第6番はベートーヴェン自身が「田園」という標題を掲げていて、五つから成る各楽章にも以下のような標題がつけられており、そのイメージに沿って音楽が作られています。
・第1楽章 「いなかに着いたときの晴れやかな気分のめざめ」
・第2楽章 「小川のほとりの光景」
・第3楽章 「いなかの人々の楽しいつどい」
・第4楽章 「雷雨、嵐」
・第5楽章 「牧人の歌 - 嵐のあとの喜びと感謝の感情」
第3楽章以降は、人々が楽しく集っているとろに突如、嵐がやってきて荒れ狂い、やがて静まったあと、明るい陽光が差してきて、すがすがしい空気のなかで喜びを謳歌する、というストーリーとなっているため、切れ目なく演奏されます。
ベートーヴェンとしては珍しく、それぞれの楽章で小川のせせらぎ、小鳥たちのさえずり、雷鳴、稲妻、豪雨、旋風などの様子が音楽で描写されています。
楽器編成:ピッコロ1、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バスーン2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、ティンパニー、弦楽五部
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