セレナーデ 第6番 ニ長調
(セレナータ・ノットゥルナ;Serenata notturna)
K.239
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この曲はモーツアルトが20歳になった1776年に書かれたものとされていますが、副題の”セレナータ・ノットゥルナ”が何を意味するのかは定かではありません。モーツアルトは複数のオーケストラ群を用いた作品を”ノットゥルナ”と言っていたようで、この曲も2群の弦楽合奏からなっているところから、付けられた表題と考えられています。
2群の弦楽部のうちひとつはソロのバイオリン(2)、ビオラにコントラバスの弦楽四重奏になっており、低音部がチェロではなく、コントラバスになっています。もうひとつは弦楽4部(バイオリン(2)、ビオラ、チェロ)のアンサンブルとなっています。ここでは逆にコントラバスはは使われず、チェロのみで低音部を受け持っています。これに加えてさらにティンパニが使われているなどきわめてユニークな構成となっています。
全体は3楽章から成っていますが、第1楽章には”Marcia;マルシア”(行進曲風)の曲が置かれています。その冒頭のリズムとメロディーは、どこかで聞いたことがあるなぁ、とよく考えたら昔の日本軍隊の消灯ラッパの音でした。
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これに歌詞をつけて、「へーたいさんは かぁーわいそーだねー また寝て泣くのかよー」というのを昔の映画「二等兵シリーズ」でみたことがあります。
偶然かどうか、よく似ています。ぱくったとすれば、当然軍隊のほうでしょう。 |
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第1楽章 マルシア(Marcia;行進曲風)
マエストーゾ
3’42”
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第2楽章 メヌエット
3’03”
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第3楽章 ロンド アレグレット
3’58”
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全曲 10’51”
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