ハワイ・マウイ島 ハレアカラ山 3055m 山頂火口
1999年10月、社用でマウイ島に出張したときに写したもの。ハレアカラ山頂までは自動車道路があって、比較的簡単に登頂できる。実質海抜0メートルから3000メートルまでを一気に登るわけで、高度馴化を考えて道路はゆるやかに登るように造られている。この山頂火口にはクレーター状になっているところがあって、その昔、映画(2000年宇宙への旅?)の撮影に使われたとか。また、この山頂から自転車でふもとまで駆け下りるツアーがある。早朝5時に100台前後の自転車が一斉に自動車道を駆け下りるという、ちょっと無謀なツアーだがけっこう人気があるらしい。一緒に行ったメンバーのうちの二人が参加すると言うので、午前3時に起き出して早朝の山頂までクルマで一足早く登ってスタートに立ち会った。ハワイとはいえ、早朝の3000メートルの山頂は氷点下の寒さである。一応セーターを着込んでいたが寒くてしかたがない。震えながら待っているとやがて自転車を積んだトラックと参加者を乗せたバスがやってきた。山頂に着くとめいめいに自転車と防寒具が渡される。氷点下の寒さのなかを走るので手袋や防寒コートが必要なのだ。そして定刻、防寒服に身を固めたライダーたちは自転車にまたがって一斉に駆け下りていった。速い人は30分ほどでふもとまで到達するという。あとで聞いたら件の二人も結構いいタイムで下りたと言っていた。その後、日の出を見ようと待っていたが、あいにく雲が多くてだめだった。ふもとに下りるとそこは真夏の暑さだった。