曹洞宗 總持寺祖院
大本山總持寺祖院は、正式には諸嶽山總持寺と称し、元亨元年(1321)瑩山紹瑾禅師によって開創された出家参禅の道場である。永平寺とならぶ曹洞宗の本山として隆盛を見たが、明治34年に災禍により大部分の伽藍を焼失した。これを機に布教伝道の中心を神奈川県横浜市に移し、当寺院は祖院として再建され今日に至る。
所在地は石川県輪島市門前町門前
總持寺祖院総門 「三松関」
扁額「三樹松関」はこの門のそばにあった3本の龍の形をした松に由来するといわれる。鶴見の総持寺総門も同じ「三松関」であり、
「三樹松関」の扁額がかかっている。
白字橋と山門
山門の正面にかかる朱塗りの太鼓橋
経蔵
寛保3年(1743年)、加賀六代藩主、吉徳公から寄進された。
石川県重要文化財。

仏殿
本尊「釈迦牟尼如来」を安置する。大正元年(1912)に再建された。
僧堂(座禅堂)
修行僧が座禅を行う場所。昭和5年(1930年)に再建された。
境内
木や芝生がよく 手入れされていて気持ちが良い。
ひろびろとした芝生の明るい境内が印象的。
後方は法堂(大祖堂)。
伝燈院
開祖「瑩山禅師」の御霊を祀っている。この門の奥に霊廟がある。
山門の装飾
寺院の建物はいろいろな装飾が施されている。祖院山門にも彫刻をはじめとするさまざまな装飾がある。なかでも山門脇の透かし彫りと屋根の鬼瓦が印象的である。





山門脇の透かし彫り






山門屋根の鬼瓦