弥勒山源正寺(みろくさんげんしょうじ)

浄土真宗本願寺派。創建は鎌倉時代と伝えられ、明暦の築地移転を経て震災後に烏山に再移転した。



正面にそれとなく置いてある桶は「釜六の天水桶」といい、江戸時代の名工「藤原正次」作で、地域風景資産に選ばれている。藤原正次は別名「釜屋六衛門」と名乗り、江戸神田に住んだ名鋳物師で、梵鐘、仏像などの作品が多くの神社仏閣に残されている。

「地域風景資産」とは、世田谷区が平成11年3月に制定した、「世田谷区風景づくり条例」に基づくもので、身近な地域の中で、大切にしたい歴史や環境、生活・文化などを表している風景を構成する要素のこと。(世田谷区公報)