霊照山蓮池院専光寺(れいしょうざんれんちいんせんこうじ)

品川で慶長9年(1604)に創建、その後馬喰町へ移り、明暦3年の大火で浅草新町へ移転したが文化3年(1806)に全山灰燼に帰し、また大正12年(1923)の関東大震災で本堂庫裏を焼失、昭和2年に東京市の区画整理のため現在の烏山へ移ったという。ところが、昭和16年、第二次世界大戦開戦の年に本堂を再建したのもつかの間、昭和20年(1945)5月の都内最後の大空襲で焼夷弾の直撃を受け、本堂庫裏を全焼して現在の宮造りの本堂寺務所庫裏は昭和33年(1958)に再建されたという。このように400年間にわたって幾多の火災、震災、戦災をくぐりぬけて現在に至っている。



墓所には喜多川歌麿の墓があって歌麿寺とも呼ばれる。また、声優の小池朝雄もここに眠る。



本堂


いまは平和