健在!東急7700/7600系 |
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最新鋭7103Fをはさんでズラリと並ぶ7700系(左から7910F・7901F・7903F・7913F) 雪が谷検車区 |
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東急電鉄では、2007年の秋に新7000系を池上・多摩川線用に導入した。最終的には19編成の新7000系が配置され、それに伴い旧型の7600/7700系と1000系は順次引退してゆくと(勝手に)思っていた。しかし1年半経った現在まで、新7000系は7101F〜7104Fの4編成がやってきたものの、その後はパッタリ途絶えている。替りに転出した旧型車両は意外にも1000系4編成で、もっと古い7700/7600系はすべて残った。この結果、雪が谷検車区の陣容は新7000系4編成、1000系9編成、7700系12編成、7600系3編成の合計28編成になっている。いなくなった1000系4編成は一部が上田電鉄に譲渡され、一部は廃車となったらしい。このように池上・多摩川線は古参の7700/7600系が過半数を占めていて車齢40年前後の老骨に鞭打ってがんばっている。しかし当時のステンレス車体の頑丈さを生かし、20年くらい前に新しい動力系に変更して新しい系列として再出発した車両なので、まだまだ大丈夫である。つまり、7700系は旧7000系、7600系は旧7200系からの更新車で、電動機制御を今の主流であるVVVFインバーター方式にしたり、ワンマン運転対応にしたのである。
これからどのように推移するかわからないが、当分は古参たちの活躍が続くのだろう。やはり古い歴史をもつ池上・多摩川線には古い電車が似合うのかもしれない。池上・多摩川線は地平を走っている区間が多く、線路に沿って道路があるので電車が非常に身近である。そのため写真撮影のポイントもたくさんあるのが魅力である。そんな路線で活躍する新旧の電車たちの走りっぷりを自転車で見てまわってきた。(2009.04.23)
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7602編成 車両の構成: 五反田/多摩川←(7602+7682+7662)→蒲田 以下同じ
蒲田行き 「歌舞伎」とよばれる独特の前面塗装が目立つ 石川台−雪が谷大塚 |
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7903編成 (7903+7803+7703)
蒲田行き この場所は池上線の有名な撮影ポイント 石川台−雪が谷大塚 (2009.04.03撮影) |
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7907編成 (7907+7807+7707)
五反田行き |
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7915編成 (7915+7815+7715)
五反田行き 中間車両を先頭車両に改造して1000系同様の前面にした7700系の異端児 (2009.04.03撮影) |
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7905編成 (7905+7805+7705)
多摩川行き 下丸子−鵜の木 |
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7908編成 (7908+7808+7708)
鵜の木駅を発車する多摩川行き |
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1012編成 (1012+1212+1313)
雪が谷検車区の横をかすめて雪が谷大塚駅に向かう五反田行き |
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1024編成 (1024+1224+1324)
地下の多摩川駅を発車して蒲田に向かう |
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7000系は現在4編成が雪が谷検車区所属となっているが依然として稀少な存在である。この日(2009.04.23)は7101Fと7104Fが営業運用に就き、7102Fと7103Fは検車区に留置されていたのでますます稀少だ。 |
7101編成 (7101+7201+7301)
雪が谷検車区前の踏切りを通過する蒲田行き |
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7104編成 (7104+7204+7304)
蒲田行き 鵜の木−下丸子 |
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多摩川線の多摩川駅では地下ホームから出るとすぐに勾配となるために渡り線が設けられないので、蒲田寄り約300メートルのところにシーサスポイントがある。ここで上下線への転線を行っている。このため、必ずこの区間で上下線いずれかを逆走するのが見られる。途中には踏切があり、目の前を堂々と逆走するさまは珍しい。
左上:上り線を進行してくる
左下:渡り線から下り線にはいる
なお、この列車(21運行)は上の写真(鵜の木−下丸子)を撮影後、自転車で多摩川まできたところ、ちょうど蒲田から引き返してきたものである。 |
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関連ページ:鉄道総合ページ「鉄道少年のなれの果て」
東急電鉄 新7000系 |
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