鉄道の楽しみ方

鉄道マニアと一口に言ってもいろいろなコースがある。

・記録コース
カメラやムービーをもって現場まわりをする一般的なコース。
写真も芸術的なものから、スナップまでいろいろある。ほかのコースとダブることが多い。
また、定点対比といって、ある場所の風景を30年くらい前の写真と現在とで対比させた写真集があって興味深い。


・旅行、乗りつぶしコース
列車に乗ること。できるだけ多くの路線を乗ることを目指す。

・イベントコース
新線開業とか、廃業のイベントや、見学会などに繰り出す。

・収集コース
鉄道会社払い下げの鉄道グッズ(サボなど)や、鉄道がらみの諸々の物品を収集する。鉄道模型の収集や製作などもはいる。

・車両研究
車両そのものについてこだわる。個別の車両や編成の消息をウォッチしたり、車両系列や、どの車両がどこへ転属になったかなどに詳しい。新車の搬入や現業配置などを追跡する。

・鉄道技術
技術的な面についてこだわる。台車、パンタグラフ、制御機器、線路、架線、車両の諸元表などを徹底研究する。

・運行研究
運行ダイヤにこだわる。使用される編成などにも詳しい。時刻表の研究なども含む。

・鉄道会社研究
各社の路線について駅、沿線、客質などを他社線と比較したりする。
各社の新線計画について論評したり、自分で新線計画したりする。

・廃線研究
かつて鉄道があったところを探して歩く。これなど、立派な本になっているが、廃線跡と言うものが意外にたくさんあるのに驚く。

このような楽しみ方は十人十色で、それぞれ独自の境地を開いているものと思われる。あくまでも趣味であって自分の好きなようにやればいいのである。

最近、デジタルカメラの普及で気軽に写真が撮れるようになったせいか、以前よりもあちこちで同好の士を見かける。なかには危険な場所で撮影したり、一般乗客の迷惑になる行為をする者もいる。鉄道の運行を妨げたり、堅気に迷惑をかけてはいけない。