蘊蓄・鉄道コラム
奇妙な鉄道橋

それは、東急池上線の洗足池駅にほど近いところにある。何しろその鉄橋は道から1.5m前後の高さしかなく、大人は腰をかがめて通らなくてはならない。道幅は3mくらいだろうか、それでもれっきとした人道にかかる鉄橋だ。上を複線の線路が通っている。
むかし、この近くの中学校に通っていたのだが、もう半世紀以上も前のことで、このガードがあることは知っていたが、この道を通ったというのは思い出せない。
ところが最近、この場所を取材した番組をテレビで見た。なんでもこの付近にある飲食店のオヤジさんがお客さんに、ここを見ていくように勧めるというのだ。といってもオヤジさんは案内してくれるわけでなく、道順を教えてくれるだけなのだ。お客さんはとにかくそこに行ってみると、この異様な光景にびっくりするというストーリーである。実際に行ってみると、たしかにそのオヤジさんが人に見せたくてしょうがないのが頷けるほどの珍景だ。(2016.04.28)

鉄橋をくぐった先には階段があって、上ると普通の住宅街がある。

反対側の先に行くと中原街道に出られる。

やってきた電車。これほど頭上すれすれの写真を撮れるところはめったにないだろう。

電車のまたぐら。

(動画)
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