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日比谷線・東横線直通電車
東急1000系
東急1000系は、9000系をベースにしたVVVFインバータ制御車で、18m級3扉車体である。1988年にそれまで日比谷線直通用であった7000系の後継として登場した。その後、池上線・目蒲線にも設計変更された車両が投入された。1992年にかけて東横線用8両編成8本(64両)、東横・目蒲線兼用の4両編成4本(16両)および池上線用3両編成11本(33両)の合計113両が新製された。東横線用の8編成のうち1本(1006F)は2009年に運用離脱ののち、2連化された3編成が伊賀鉄道に譲渡されているので、現在日比谷線直通に就いているのは7編成(56両)となっている。一方、東横・目蒲線兼用の4両編成と池上線・多摩川線用の3両編成車のうち22両が上田電鉄、伊賀鉄道用に2連化のうえ譲渡され、余剰となった車両は休車や解体されて、現在の1000系は83両にまで減少している。日比谷線直通廃止による東横線用1000系56両の今後の去就は不明だ。東急線内には18m級車両の働き場は池上・多摩川線しかないが、こちらも新7000系の増備や旧型の7700/7600系ががんばっているため、1000系は減りつつある状態だ。したがって、東横線の1000系も多くは廃車もしくは他社に譲渡されることは間違いないところである。これまでこんなに大量の車両が一挙に余剰になったことはなかったと思われるが、今後の動きには要注目だろう。(2013.02)

1001F

北千住駅 引き上げ線にはいり折り返す 2003.04.13

元住吉検車区 目黒線3000系・5080系に挟まれて 2011.10.23
1002F

自由が丘-田園調布 2013.01.23
1003F

武蔵小杉駅 「東横線・みなとみらい線直通祝賀」ステッカー掲示車 2004.02.01
1004F

自由が丘-田園調布 2004.05.05

多摩川橋梁 2005.09.19

元住吉検車区 "盟友"03系(03134F)と並ぶ 2012.10.16
1005F

「横浜みらい号」として北千住-元町・中華街間を往復した 自由が丘-田園調布 2004.05.05

中目黒駅 菊名からの直通北千住行き 2013.01.28
1000系は現在2006年以降、前面の排障器(スカート)がつけられが、この編成には設置されていない。
1007F

都立大学-自由が丘 25‰の坂を上ってくる 2010.10.30
1008F

田園調布-自由が丘 2013.01.24

中目黒駅引き上げ線 行き先表示幕切り替え中 2013.01.28

5050系第1編成5151Fと並ぶ

副都心線直通の主役である5050系4000番台の4103Fとの並び 

中目黒駅引き上げ線から進入する北千住行き。この運用は日比谷線内だけを往復し、東横線には直通しない。
13:40発のこの電車に乗って北千住まで行ってみた。

14:23 北千住着。所要時間は43分。中目黒-北千住間は20.3kmなので、表定速度は28.3km/hとなる。やはり速いとは言えない。電車はいったん引き上げ線にはいってから折り返してくる。

 14:30 再び中目黒に向けて発車してゆく。うしろ姿がなにやら寂しげに見えるのは私だけだろうか。
関連ページ: 「さらば日比直!」
鉄道総合ページ「鉄道少年のなれの果て」