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南海電鉄高野線は大阪の汐見橋駅から和歌山県高野町の極楽橋駅までの64.5kmをむすぶ。全線電化だが橋本駅を境に大阪方は複線、高野方は単線である。極楽橋からは同じ南海電鉄の高野山ケーブルが高野山駅まで0.8kmを運行している。
東京から高野山へは東海道新幹線とこの南海高野線で5時間たらずで到達する。JR新大阪駅からは地下鉄御堂筋線で難波駅まで行き、高野線に乗り換えるのが最も早い。 |
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高野詣での出発駅である難波駅に停車中の2000系快速急行高野山行き。
高野線は本来汐見橋駅が起点だが、高野山行き特急と快速急行は本線の難波駅発着となる。高野山行きといっても実際には極楽橋駅が終点で、その先は南海高野山ケーブルで高野山駅に達する。 |
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橋本駅に停車中の難波行き快速急行。ひらがなで’なんば’と表示する。 |
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難波から橋本までは快速急行で50分。ここで6両編成の後ろ2両を切り離して、4両編成で極楽橋駅に向かう。運良く4両目の最後部の席にいたので、いきなりかぶりつき状態(後ろ向きだが)になった。
そして帰りの列車も運転室のまうしろでかぶりつくことができた。
紀ノ川を渡ると、いよいよ山岳区間にはいる。
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紀伊清水駅と学文路(かむろ)駅間にあるアーチ形道路橋 |
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学文路(かむろ)駅
難読駅名の筆頭みたいだが、由来は菅原道真を祀った「学文路大師」が近くにあることによるという。古い木造駅舎でも知られる。
停車中は2200系「天空」。この列車は高野線山岳区間の橋本駅と極楽橋駅間で運転される観光列車。 |
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蛇行する線路の面白さを楽しめる。
学文路駅−九度山駅 |
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九度山駅を出ると、俄然山岳鉄道らしくなってくる。 九度山駅−高野下駅 |
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高野下駅−下古沢駅間
この先50‰(パーミル)の下り坂。
ここ以外にも2か所ほど50‰の坂があるが、それほど険しい路線なのだ。 |
50‰とは水平に1000メートル進むと50メートルの高さになる勾配のこと。 |
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上古沢(かみこさわ)駅
駅から集落へ通ずると思われる急坂がある。 |
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眼下に上古沢の集落が広がる。
線路は相当高いところを走る。 |
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高野線の看板列車30000系特急「こうや」
上古沢駅 |
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半径410メートルの先の左急カーブは最小半径100メートル。
紀伊細川−紀伊神谷 |
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極楽橋駅 難波駅から1時間30分で着く(快速急行)。 |
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極楽橋駅からの各駅停車はすべて橋本行きで、2両編成ワンマン運転。
極楽橋駅は3面4線の大きな駅。 |
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高野山ケーブル
極楽橋駅と高野山駅間高低差330メートルを5分でむすぶ。
ひどくとんがった車体は独特のものがある。
高野山駅 |
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さすがケーブルカー
なんと536‰!その先は516‰
角度にすると30度近い急傾斜である。 |
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鉄道総合ページ:「鉄道少年のなれの果て」
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