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成田国際空港は国際線を主とした空港として開港以来30年以上を経ているが、国際航空需要の増加に応えて拡張を続け、いまや2つのターミナルビルを持ち、年間の航空機発着回数18万回、航空旅客数3500万人、航空貨物取扱量225万トンをさばく大空港となった。しかし同時に世界有数の混雑空港でもあるのだ。その原因のひとつが滑走路問題である。この空港は建設にあたって地元地権者の猛反対に遭い、それが成田闘争という形に発展して数々の事件が起きた。その影響はいまでも尾を引いており、滑走路1本作るにも10年以上もかかるような状態が続いているのである。つい最近まで開港時のままのA滑走路4000メートル1本で運用していた。2本目の2500メートルB滑走路は用地の問題で2180メートルという変則的な状態で運用されているが、ことし(2009)秋には2500メートルとなるという。さらに横風用のC滑走路3200メートルについてはまったく目途が立たない状態である。日本の玄関ともいうべきこの空港が、このような状態のまま30年も経ってしまっているのである。そんななか、伸び続ける需要に対応するために、2010年には羽田空港の国際線が本格的に復活する。成田空港としてはさらにマイナスの要因が増えるのである。地元の千葉県などは当然反対表明をしているが、これまで問題を先送りしてきたツケがまわっているにすぎないことを自覚すべきである。地上ではわからないが、成田空港のお粗末さは上空からみると歴然としている。世界の主要空港は2本以上の滑走路があるのは当たり前だが、成田は見ただけで愕然とするほど貧弱である。(関連ページ)
しかし、滑走路を除けば2棟の巨大なターミナルビルを中心に空港施設は充実しており、日本の表玄関としての面目は保っている。空港アクセスも2010年には鉄道新線が開業し、京成電鉄の新型スカイライナーが乗り入れ、最高時速160km運転で都心からの所要時間36分と大幅に改善される。
前置きが長くなったが・・・
2009年現在、成田空港に乗り入れている定期運航のエアラインは旅客57社、貨物16社で、ほかに乗り入れ予定が数社ある。当然ここに来れば各国の多彩な飛行機がふんだんに見られる。展望デッキは両ターミナルビルにあるが、A滑走路が目の前を走る第一ターミナルビルがお薦めである。駐機スポットで出発準備をするさまや、誘導路を進む飛行機、滑走路を離着陸する飛行機を目の当たりにできる。飛行機ファンでなくてもついレンズを向けたくなる。
成田にやってくる飛行機のメーカーはボーイング社(アメリカ)とエアバス・インダストリー社(フランス)が圧倒的に多い。この2社は世界の民間航空機を2分する勢力である。発着する飛行機は長距離を飛ぶのでさすがに4発機が多いが、アジア地域をむすぶ路線には双発機も使われている。
展望デッキのフェンスにあけられたカメラ用の銃眼?のひとつを占有して3時間ほど絶え間なく往来する飛行機たちを追った。お昼前後のヨーロッパ線とアジア線の時間帯だったが、ここに登場するのは定期便をもつ主要エアラインばかりで、珍しいエアラインは残念ながら出会えなかった。(2009.08.27)
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AEROFLOT ロシア航空 ボーイング767-300
出発準備中-空港ならではの光景。 |
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AIR FRANCE フランス航空 エアバスA340-300 |
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AIR CHINA 中国国際航空 エアバスA330-200 |
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AIR INDIA インド航空 エアバスA330-200 |
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Alitalia イタリア航空 ボーイング777-200ER |
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American Airlines アメリカン航空 ボーイング777-200 |
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ANA CARGO 全日空貨物 ボーイング767-300 FREIGHTER |
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ASIANA AIRLINES アシアナ航空(韓国) ボーイング747-400
アシアナ航空は日本へ乗り入れる外国エアラインのなかで乗り入れ空港が最も多い。韓国の仁川空港を経由して、日本の地方空港から海外への渡航に多く利用されている。 |
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BRITISH AIRWAYS 英国航空 ボーイング747-400 |
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CHINA AIRLINES 中華航空(台湾) ボーイング747-400 |
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CATHEY PACIFIC キャセイ・パシフィック航空(香港) エアバスA330-300 |
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Continental コンチネンタル航空(米国) ボーイング767-400ER |
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DELTA デルタ航空(米国) ボーイング777-232ER |
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FedEx フェデラル・エクスプレス(米国) ボーイングMD11
マグダネル・ダグラス時代の生き残り。この3発機は一世を風靡した。FedExはテネシー州メンフィス国際空港をハブとし、650機を保有する世界最大の航空貨物会社である。(関連ページ) |
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FINNAIR フィンランド航空 エアバスA340-300E |
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Garuda Indonesia ガルーダ・インドネシア航空 エアバスA330-300 |
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IranAir イラン航空 ボーイング747SP
747SPは胴体長を短くして航続距離を延ばすことを狙った機体。 |
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JAPAN AIRLINES 日本航空 ボーイング747-400 |
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JAL CARGO JALカーゴサービス ボーイング747-446F |
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KOREAN AIR 大韓航空 ボーイング777-300 |
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KLM ROYAL DUTCH AIRLINES オランダ航空 ボーイング747-400 |
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Lufthansa ルフトハンザ・ドイツ航空 エアバスA340-300 |
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Nippon Cargo Airlines 日本貨物航空 ボーイング747-200F |
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SCANDINAVIAN AIRLINES SYSTEM スカンジナビア航空 エアバスA340-300 |
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SINGAPORE AIRLINES シンガポール航空 エアバスA380-800
世界最大の超大型機。総二階建で最大800人を乗せられるという。ボディの高さ(太さ)の割には長さが短くずんぐりしたスタイルに見える。シンガポール航空はいち早くA380を導入したが、かつては超音速機のコンコルドを保有するなど、新しもの好きなエアラインらしい。 |
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SWISSAIR スイス国際航空 エアバスA340-313 |
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THAI AIRWAYS INTERNATIONAL タイ国際航空 ボーイング747-400 |
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VIRGIN ATLANTIC AIRWAYS バージン・アトランティック航空(英国)
エアバスA340-600
バージン・アトランティック航空は大陸間の長距離国際線を運航している。 |
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