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江戸時代から観音さまは地蔵尊、不動尊とならんで庶民に親しまれてきました。江戸三十三観音は、寛永、元禄期に成立したものとみられていますが、これは、三十三の観音さまにお参りすることで、現世の苦悩を取り除き、ご利益をさずかるという現世利益の信仰にもとづいています。江戸だけでなく、坂東三十三ヶ所、西国三十三ヶ所などの札所もありますが、三十三というのは観世音(観音)菩薩は、一切の衆生(すべての生き物)の一切の願いを聞きいれるために、33の変化身となってあらわれるという由来と、33という数が無限をあらわすことからきています。つまり、この数ですべてを網羅するという意味と考えられます。
この観音さまをお参りし、その印として各お寺のご朱印をいただいてきます。本来は、般若心経などのお経一巻を写経し、納経することが習わしですが、最近は納経しなくても良いようです。
現在の「昭和新撰江戸三十三観音」は昭和51年に新たに決められたものです。浅草寺から始めて、目黒不動で打ち納めとなる有名無名34(番外を含む)のお寺はすべて都区内にあります。大都会に散在するお寺を巡拝して、昨年他界した妻の菩提を弔うとともに、なにか新しい自分を発見できるかもしれない期待をもって巡礼してきます。 |
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巡礼始め |
第ニ巡 |
第三巡 |
第四巡 |
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第五巡 |
第六巡 |
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第一番 |
金龍山浅草寺 |
台東区浅草 |
第二番 |
江北山清水寺 |
台東区松が谷 |
第三番 |
人形町大観音 |
中央区日本橋人形町 |
第五番 |
新高野山大安楽寺 |
中央区日本橋小伝馬町 |
第四番 |
諸宗山無縁寺回向院 |
墨田区両国 |
第六番 |
東叡山清水観音堂 |
台東区上野公園 |
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第九番 |
東光山定泉寺 |
文京区本駒込 |
第八番 |
東海山花陽院清林寺 |
文京区向丘 |
第二十三番 |
金龍山大圓寺 |
文京区向丘 |
第十一番 |
南縁山圓乗寺 |
文京区白山 |
第十番 |
湯オ山常光院浄心寺 |
文京区向丘 |
第七番 |
柳井堂心城院 |
文京区湯島 |
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第十二番 |
無量山伝通院寿経寺 |
文京区小石川 |
第十三番 |
神齢山悉地院大本山護国寺 |
文京区大塚 |
第十四番 |
神霊山金乗院 |
豊島区高田 |
第十五番 |
光松山放生寺 |
新宿区西早稲田 |
第十六番 |
医光山長寿院安養寺 |
新宿区神楽坂 |
第十八番 |
金鶏山真成院 |
新宿区若葉 |
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第二十四番 |
長青山梅窓院 |
港区南青山 |
第二十二番 |
補陀山大本山永平寺別院長谷寺 |
港区西麻布 |
第二十番 |
光明山和合院天徳寺 |
港区虎ノ門 |
第二十一番 |
大本山増上寺 |
港区芝公園 |
第二十八番 |
勝林山金地院 |
港区芝公園 |
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第二十五番 |
三田山魚籃寺 |
港区三田 |
第二十六番 |
周光山長寿院済海寺 |
港区三田 |
第二十七番 |
来迎山道往寺 |
港区高輪 |
第二十九番 |
高野山東京別院 |
港区高輪 |
第三十一番 |
海照山普門院別格本山品川寺 |
品川区南品川 |
番外 |
龍吟山千躰荒神殿海雲寺 |
品川区南品川 |
第三十番 |
豊盛山延命院一心寺 |
品川区北品川 |
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第六巡 平成16年10月14日 |
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第十九番 |
医王山東圓寺 |
杉並区和田 |
第十七番 |
如意輪山宝福寺 |
中野区南台 |
第三十二番 |
世田谷山観音寺 |
世田谷区下馬 |
第三十三番 |
泰叡山瀧泉寺 |
目黒区下目黒 |
以上で結願成就しました |
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